2021年2月21日 礼拝説教要旨(使徒の働き講解説教98)
「アテネでの説教③」使徒17:26
1.アテネ人の世界観
アテネには次のような起源神話がある。
「智慧の女神アテナと海神ポセイドンはさまざまな争いを重ねるが、その1つがこの都市の守護神の座をめぐる争いであった。ポセイドンが地より海水を湧き出させ、アテナがオリーブの木を生い立たせると、住民はオリーブの木を選び、都市の名前にアテナの名を冠し『アテネ』とした。」
アテネ人たちはこの起源神話を信じ、自分たちはこの地から出た特別な民であると考えていた。
2.聖書的世界観
「神は、一人の人からあらゆる民を造り出して、地の全面に住まわせ、それぞれに決められた時代と、住まいの境をお定めになりました。」
パウロは、旧約聖書の内容を、旧約聖書を引用せずに語った。
① 神は、一人の人からあらゆる民を造り出した。(創世記1:27)
② 神は、人々を地の全面に住まわせた。(創世記1:28、11:8-9)
③ 神は、人類の歴史を支配しておられる。(申命記32:8)
これは、「アテネ人は特別な民」という考えと相反するもの。
【まとめ】
・真理に基づいた世界観を持とう。
(文責:小山淳也牧師)