2021年2月7日 礼拝説教要旨(使徒の働き講解説教96)

「アテネでの説教①」使徒17:22-23

1.「宗教心にあつい方々」(22節)

 パウロは、まず聴衆の心をつかむために細心の注意を払っている。彼はアテネの人々を「宗教心にあつい方々」と呼んで敬意を払った。

 もし、パウロがいきなり「あなたたちが拝んでいるのは偶像です。偶像礼拝は罪です」と言ったら、その瞬間アテネの人々の心は離れていっただろう。

2.「知られていない神に」(23節)

 アテネ人は、「自分たちがまだ知らない神々がいるかもしれない。そういった神々の怒りを買うことがないように」と、町のあちこちに「知られていない神」の祭壇を建てていた。

 パウロは「知られていない神」への祈りを否定せず、「あなたがたが知らずに拝んでいるもの、それを教えましょう」と語った。この論法は、知的好奇心の強いアテネ人の心を説教につなぎ留めるために有効だった。また、これは当時他宗教の布教を禁じられていたローマ帝国内で、合法的に福音を宣べ伝えるための知恵でもあった。

【まとめ】パウロ流 異邦人伝道の秘訣

 ① 敬意を払う

 ② きっかけをつかむ

 ③ わかる言葉(通じる言葉)で話す

(文責:小山淳也牧師)